人生100年時代の新たな〝グレート・ジャーニー〟

グレート・ジャーニー

20万年前にアフリカのタンザニア地方に誕生した5,000人ほどの集団が、7万年前にアフリカからオセアニア大陸、ベーリング海峡を経て、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸と〝旅〟を続け、全世界に広がっていきました。現生人類のホモ・サピエンスが行ったグレート・ジャーニーです。旅は続き、いまや人類は76億の人口を誇っています。

グレート・ジャーニーは現生人類を全世界に拡散させただけではありません。脳容積や体格で優っていたネアンデルタール人との生存に打ち勝ち、人生という旅をより永きものとしました。当初の平均年齢は長い間「25歳」でしたが、農業革命後に「50歳」となり、さらに近年の医療や社会システムの進化により、この100年で「100歳」に近づこうとしています。人類は「人生100年時代」を迎えようとしているのです。

急激な平均寿命の倍加はわたしたちの生き方に大きな影響を与えています。人生をより豊かに、良きものにするにはどうしたら良いのかが問われています。人類は「人生100年時代の難問」に向かって新たなグレート・ジャーニーを始めたと言っても良いかもしれません。わたしはこの旅が希望と夢に溢れたものであることを確信しています。人類は新たな価値観で人生100年時代の社会を良きものとするに違いありません。みんながみんなで幸せになる。そんな社会の実現です。

さあ、みんなで一緒に新たなグレート・ジャーニーに
出かけましょう。

あしたを歩く旅です。