3月5日(土)に日本褥瘡学会千葉県支部のセミナーを開催します。
https://happynappylife.stores.jp/
年1回開催しているイベントですが、
今回は私がセミナー会長を勤めさせていただきます。
まずは宣伝動画をご覧ください。
コロナ禍で、しかもオミクロン株による第6波が収まらない今、
オンラインでの開催を余儀なくされています。
しかし、悪いことばかりではありません。
千葉県を越えて広く全国に参加者を呼びかけることが出来るというメリットがあります。
しかも、今回は日本褥瘡学会 新理事長の舘 正弘 先生に御講演をお願いしています。
長らく東北大学 形成外科 教授を勤められ、あらゆる褥瘡治療に精通された先生です。
「褥瘡診療の現状と課題」をテーマにお話いただきます。
もうこれだけで、参加する価値は十分だと思いますよ。
今回は医療の専門家以外の介護・福祉系施設の方にもご参加いただきたいと考えています。
そういう意図で全体を企画しました。
当セミナーの前文を抜粋します。
第17回褥瘡セミナー・第14回在宅褥瘡セミナーを開催いたします。今回のテーマは「褥瘡ケアを広げよう!」です。急性期を中心とする病院領域の褥瘡ケアは人的、物的資が比較的豊富であることもあり、かなりの成果を上げています。これからの褥瘡ケアの主戦場は在宅や介護・福祉系施設に移行すると考えられます。病院医療で培われた褥瘡ケアのノウハウをいかに広めていくかが課題となっています。また、褥瘡ケアの普及と実際の診療、ケアの連携によって、地域包括ケアの生態系も充実していくと考えております。さらに、今回は日本褥瘡学会 新理事長に就任された舘 正弘 先生に「褥瘡診療の現状と課題」と題したご講演をいただけることになりました。褥瘡学会の新方針にも一般の方々や介護スタッフに対する、教育・啓発活動が掲げられていますので、有意義なセミナーになると自負しております。
以上より、在宅や介護・福祉系施設の皆さんの多数のご参加を期待しております。ぜひ一緒に学び、褥瘡ケアの実践を通して地域での褥瘡ケアの充実を図っていきましょう!
そうなんです。
褥瘡ケアの主戦場は今や病院ではなく、
在宅や介護・福祉系施設に移行していくのです。
2002年4月の診療報酬改定で「褥瘡対策未実施減算」が導入されたときのことを思い出します。
当時、急性期の病院では医療者たちの関心は褥瘡には向いていませんでした。
自施設に褥瘡患者は皆無で、褥瘡ケアの教育は不要と考えていた医師も多数いました。
褥瘡への認識はそれほど浅かったのです。
それが、先の行政誘導により
一気に病院内での褥瘡ケアの質が向上したのです。
当時の病院での状況と今の介護・福祉系施設の状況は類似していると思います。
病院でなされた以上のスピードで、
介護・福祉系施設に褥瘡ケア教育を広めたいと考えています。
そのために本会は3部構成にしました。
第1部は、介護・福祉系施設スタッフ向けの基礎教育セミナーです。
病院スタッフの方も是非、復習のつもりでご視聴ください。
第2部は、褥瘡ケア教育を広めるための当院の取り組みを紹介します。
日本褥瘡学会が提供するe-ラーニング教材を利用した
オンラインでの地域勉強会を提案します。
Web配信のノウハウを開示しますので、ぜひ真似してください。
そして、第3部は先に紹介した理事長講演です。
充実した内容だと思いませんか?
参加申し込み案内の動画を作成しました。
当日は千葉県下の褥瘡エキスパートと当院スタッフが真心を込めて開催いたします。
多数の皆様のご参加を期待しております。
https://elu.jp/item/qZwz26HuEgfesalSZDLo
(2022年2月23日)