第142話で、ネイティブ・アメリカン チェロキー族に伝わる
『二匹の狼 Good Wolf & Bad Wolf 』の叡智を紹介しました。

142.Good Wolf & Bad Wolf

結局、私たちの日々の選択が
私たちの社会を直接つくっていくのです。
そして今は、私たちの選択次第で、
応援したい団体や企業を発展させる仕組みができ始めています。

一つの例が電力会社の選択です。

初めに、エネルギーファンディング®︎の提案を岡山電力株式会社からいただいた時、
すぐにその企画の素晴らしさに気づきました。
そして、先の『二匹の狼』の伝説を思い出しました。

今や全世界で「いくらかでも電力が使える人は80%に達している」そうです(『FACTFULNESS』)。
それだけ電力は私たちの生活に密着しているものになります。
そして、その電力をどこから買うかによって
その電気代の一部を社会貢献に役立てることができるのです。
エネルギーファンディング®︎ のサイトはこちらです。

https://enefun.earth/

しかし、私がこのエネルギーファンディング®︎の企画に賛同したのは
もう一つ踏み込んだ理由が有ります。
その寄付の先を指定できるという点です。
市民が直接、社会貢献のための団体を組織し、
持続的に実践することはややハードルが高いといえるでしょう。
そんなとき、既に活動している団体に
寄付を通して支援できるのはとても素晴らしいことだと思います。

という訳で、
一社)みんながみんなで健康になる 主催の「医歩の学校」も
寄付の対象先に選出いただきました。

繰り返し強調しておきますが、
誰もが利用する電気、
その電気代から寄付をするという着眼が素晴らしいです。

まだ(もう?)支援者は2人です。
沖縄以外であれば、日本中どこからでも登録できます。
私たちの団体に限らず、
たくさんの社会貢献のための団体が登録されていますので
毎日の電気代の一部を
ご自身の目に叶う団体に寄付してみて下さい。

手続きは簡単です。
上記サイトに非常に分かり易く解説されています。
(当初、その手順を説明しようと思っていましたが、不要でした。)

注意点は、電力会社の切り替えに関して、
以前契約していた会社からの連絡は一切ないという点です。
電力会社の仕組みは非常に洗練されていて、
新規契約の電力会社が裏方の手続きを全部やってしまうのです。
より良き社会への実現のため、
ご自身の一票を有効にお使いください。

さて、私は今、
医療界はハイリスク・アプローチから
ポピュレーション・アプローチにシフトしなければならないと感じています。

*第186話をご参照ください。

186. ポピュレーション・アプローチの潮流

前者は疾病管理のアプローチです。
超高齢社会では複数、複合疾病が当たり前であり、
社会保障費が急騰している今、
その対応の限界が見え始めています。
病気になる以前のサルコペニアやフレイルの段階で
介入していかなければなりません。
それが、後者のアプローチです。
正確には、医療者が介入するという言い方は適切ではありません。
その段階から市民自ら、
自身のヘルスケア問題に向き合う必要があります。
予防医療に取り組まなければなりません。
もっと言うなら、
個人の健康問題から地域の健康問題に向き合うべきだと思います。
そんなポピュレーション・アプローチの一策として
「医歩の学校」を展開しています。

是非、あなたの一票を私たちに!
宜しくお願い致します。

https://enefun.earth/project/47

2021年9月1日

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