明けましておめでとうございます。
新しい年がすべての人にとって
素晴らしい1年となることを祈念いたします。
新年最初のメルマガですので、
やはり今年の抱負を語るべきなのでしょう。
頑張って書いてみます。

今、資本主義が「第3の危機」に直面しているといいます。
我が国でも岸田総理が「新しい資本主義」を模索しています。
多くの人が将来に不安を抱えているのではないでしょうか?
また、この国全体の将来を考えると
どうしても閉塞感が払拭できません。
そんな折、日経新聞にて新連載「成長の未来図」が始まりました。
まずは紹介動画をご覧ください。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODC292IR0Z21C21A2000000/

1月3日の記事には大変興味を持ちました。
タイトルは、「心の資本」は十分ですか さらばテイラーシステム でした。

テイラーシステム:フレデリック・テイラーが20世紀初頭に提唱し、ガント、ギルブレスらによって発展した労働者管理の方法論。ストップウオッチなどを用いて生産工程を科学的に分析し、運営者や作業員の経験と勘に頼っていた工場運営を大幅に効率化させることを提唱した。Wikipediaより一部引用

製造業の生産性を飛躍的に向上させた「テイラーシステム」ですが、
経済の主役がモノからアイデアやノウハウといった「知」に移ってしまった今、
テイラーシステムでは、生産性が上がらなくなっているそうです。
時代に相応しい21世紀の新システムの構築が急務となっているのです。
パーソル総合研究所と慶応大の前野隆司研究室の調査では
幸せの実感が低い人が多い企業は減収が多く、
会社全体の幸福度の低さが企業の成長を阻み、
それが社員の不満をさらに高めてしまうそうです。
そうした背景から「心の資本」の再構築が意識されるようになりました。

実際、グーグルは「プロジェクト・アリストテレス」と呼ぶ社内調査を10年前から実施して、
企業風土改革を進めているそうです。
「心の資本」の重要性を早くから認識していたのです。
ちなみにそのプロジェクト名は、
一人ひとりの働く喜びを重視するよう唱えたアリストテレスに由来しています。

生産性が高くイノベーションを生む職場とそうでない職場との違いや要因を調べると
「心理的安全性」が影響することが分かっています。
テイラーシステムに代わる新システムは
「心の資本」に依拠したものになるであろうことが書かれていました。
マネジメントの手法が大きく転換しそうです。

そんなテイラーシステムの限界を私自身も感じていました。
特に昨年夏は顕著でした。
正直に申し上げますと、行き詰っていました。
仕事上の成果が見えず、迷走していた感があります。
ビクトール・フランクル博士のことばに
「世界を照らそうとする者は、おのれ自身が焼かれなければならない」
があります。
それを地で行くつもりで、自己犠牲を課していました。
フランクル博士ほどの人物ではない私においては
やせ我慢でしかありませんでした。
やる気が失せることはありませんでしたが、
成果が出ない焦りが空回りして、
「この人生で何も遺せないかもしれない」という不安に襲われていました。
今思えば、「心の資本」が枯渇していたようです。

記事には米ネブラスカ大のフレッド・ルーサンス名誉教授の名も挙げられていました。
当時、彼の『こころの資本』を読了していたにもかかわらず、
ピンと来ていませんでした。
今回の記事でやっとつながりました。
彼の提唱するH・E・R・Oの概念は納得感があります。
解説が長くなってしまうので今日は触れず、
後日、本メルマガで書評として紹介したいと思います。

という訳で、今年の抱負としましては
ビジネス界同様、
私も「心の資本」の再構築を図ります。
その上で、
「医歩の学校」の会員1000名を目指したいと思います(←何と、大胆な!)。

このメルマガを読んで
「私も同じだ!」と気づかれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そういう人も、そうではない人も、
ご自身の「心の資本」のバランスシートを一度チェックしてみてください。
お正月は静かに自分を省みる絶好の機会(時間)です。

何らかの気づきがもたらされるはずです。

(2022年1月5日)

「268. 心の資本」への1件のフィードバック

コメントする